ずぅっとずぅっと昔・・・線路のすぐ傍の 質素なアパートに 私は住んでた
部屋は・・・そうだな・・・6畳と あとは3畳と その3畳にタイル張りの 小さな流しが付いてた
トイレは共同 お風呂は無し 電話は・・・あった
アパートで 唯一 電話をひいた母 電話とカラーテレビは 早かった
電話は・・・交換手が出て 繋いでくれて 電話を切ると ベルが鳴り 交換手が料金を教えてくれた
同じアパートに住む人や 近所の人が たまに 電話を借りにきた
幼い留守番を軽く見て お金を払わずに帰ってく 人も多かった
父は いなかった 母以外の女性と住んでいた事を 後で知った
彼女と別れて戻ってきても やっぱり あまり家にいなかった
母は その頃 夜の勤めをしていた
私は いつも1人で ご飯も食べずに 留守番だった気がする
夜は・・・
部屋に1人でいると TVがついていても 怖い
つい 1人で外に出て・・・公衆電話の灯りの元へ・・・そこは団地の塀があって 塀に上がって時間を過ごす
それでも寂しい時は ちょっとずつちょっとずつ 繁華街へ歩いてしまう 人がいる 明るい方へ 賑やかな方へ
住んでたアパートの隣に もぅひとつ 新しいアパートが出来た
ある夜のこと・・・そこに住む お兄さんお姉さん達が 毎日1人で外にいる私を プールに誘ってくれた
とても優しそうで 楽しそうで 私はついていった
泳いだのか 何したのか あまり憶えてないのだけど なんか嬉しかった
結局 この事で 父が文句を言いに行き それっきり お兄さんお姉さん達と話す事も無かった
昼間は・・・
線路脇の小道で遊んだり お菓子問屋の倉庫に黙って入って 箱からラムネを取って食べたり
有刺鉄線の張ってある 高い高いブロック塀に上がって 冒険者気取りで歩いたり・・・
そんな 幼い頃の私がいた場所を この夏 自転車で廻ってみた
車で通る事はあっても 立ち止まることのなかった場所・・・とぅとぅ来る事が出来た
触れないと わからない 匂いが まだ ここにあった
あの時の 私がいた・・・やっと つかまえた・・・
『アナタハ ドンナ ミライヲ ユメミテイタノ・・・?』
今 ルレクチェは 【この事】 も 気になってて 少しずつ 動いてます
どぅぞ 皆さまも ちょっと・・・覗いてみてくださいな長くなったので・・・読みたい方だけ・・・moreへ・・・